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代表取締役 遠藤 忍

楽天農業株式会社

代表取締役 遠藤 忍

episode 01

農業に革命を!-楽天農業株式会社のはじまりと今-

2007事業誕生のきっかけ

(株)テレファーム(旧社名)を立ち上げる以前、検査技師として学校検診、老人健診で地域を巡回する仕事を行っていた私は、先祖代々、受け継いだ農地を懸命に守り、耕し続けながら、田舎に暮らす高齢の方々の姿を医療の目を通して見てきました。
しかし、地域に耕作放棄地が増え続け、疲弊していく農村地域の現状は変わらず、学校は廃校になり、子供たちの姿は消え、地域のコミュニティーはなくなっていく……。

このままではいけない。何とかしなければ……。

この中山間地域の基幹産業である農業さえ、元気になれば、地域ももっと元気になる!とにかく、若者が関心を持つような儲ける農業の形を構築して、若い新規就農者を増やさなければ!
農村地域を医療で巡回した体験と、過疎に苦しむ農村地域を元気にしたい!という想いが、(株)テレファーム設立のきっかけになりました。

2010数々の苦難を乗り越えて

こうして農業を元気にするために(株)テレファームは立ち上がりました。
設立後はまず初めに、自ら就農し、地域に溢れている耕作放棄地を借入れ、再生しようと考えました。しかし、ここからが苦難の連続でした。

耕作放棄地の借り入れや、契約農家さんを集めるため愛媛県内を駆け回りましたが、
当時は、どこの自治体にも相手にされず、農地の借り入れすら出来ない状況でした。加えて、農家さんからは「インターネットで農業なんてできるわけがない!」など、全く相手にされない日々の連続でした。ようやく自治体から農地を借りることができたのは、農地を探し始めて2年後のことでした。

農地は借りることができましたが、肝心の農家さんには相変わらず理解を得られませんでした。農家さんが話を聞いてくれるようになったのは、立ち上げた「遠隔農場テレファーム」というインターネットを使った個人の契約栽培サービスが、テレビなどのメディアで取り上げられるようになってからです。
テレファームを設立して、3年という月日が経っていました。

2016~楽天グループへ

2016年6月、楽天(株)が遠隔農場サービスを提供する(株)テレファームへ出資を決定。

約1年の準備期間を経て、2017年4月、「遠隔農場テレファーム」は「Rakuten Ragri」として生まれ変わりました。

(株)テレファームは現在、楽天グループの農業事業を担う農業法人として、農業生産、農業研修部門、農産物加工事業を担っています。
苦難を乗り越え、今では静岡(御殿場市、伊豆の国市)と広島(神石高原町)に新農場、新加工工場を開設するほど、急成長を続ける企業となりました。

2020~『楽天農業株式会社』始動!

社名をテレファームから『楽天農業株式会社』に変更し、さらなる事業拡大ステージへ。

episode 02

食卓に革命を!-オーガニック野菜栽培への想い-

安心安全なオーガニック野菜を当たり前に

オーガニック野菜は日本では0.2%程度しか流通していません。
フランスでは2022年までに、学校給食食材の50%をオーガニックにすることが義務化されました。アメリカでもオーガニック市場は年間5%の伸びを示しています。

日本はオーガニックにおいて完全に後進国です。

農薬、化学肥料を使わないで育てられた安心安全な野菜をもっと、身近な存在にしたい、もっと手軽に食べて欲しい。
そんな思いで楽天農業株式会社はオーガニック野菜を栽培し、その生産者を育成することに力を入れています。

episode 03

地域に革命を!-新たな可能性を追い求めて-

新しい農場のカタチで、この先へ

楽天農業の理念でもある「新規就農者を増やす」ことで、地方と農業の活性化に貢献する。
それを実現するため、雇用や研修による育成だけでなく、農地・資材の支援や、作物を工場で買い支える「インキュベーションファーム」として体制を構築してきました。
「知識・技術がない」「農地がない」「売り先がない」などの壁を壊し、今後、全国に多くの独立農家を輩出していきます。

代表取締役社長 遠藤 忍

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