楽天農業株式会社

インキュベーション
元研修生に聞いてみた

兵頭芳樹
  • 兵頭芳樹
  • パプリカファーム
  • 入社時期:2017年1月
  • 独立タイミング:2021年9月

独立する理由

種を植えると芽が出てくる現象が面白く感じ10代の頃から農業はやりたいと思っていたところ、タイミングが来たため独立することにしました。独立というのは「自分の自由意志で判断し、その結果について責任を負う」と、とてもシンプルなので、この方法を取りました。

独立後の変化

元々独立するつもりで会社で働いていたこともあって、心境の変化は特にはないのですが、野菜が病害虫などで出来ないということに対しての怖さは大きくなりました。有機栽培のみをしていることもあって、病害虫の発生に対して非常に無力なため、病気が出ないよう、虫が発生しないようにすることに対する難しさを現在進行形で感じています。栽培の仕方については、やはり自分の意志ですべてを決めることができる環境になったので、より良いやり方を模索して少しずつ変えていっています。

ハードルを乗り越える心得

農業は他の産業に比べて、融資や投資、補助金等の制度が充実しているので、積極的にそのような制度を活用して資金ショートを起こさないようにしていきたいと思います。栽培については、土づくりをしっかり意識して、病害虫の被害を少なくしていきたいと思います。

詳しいインタビューは下記記事にもあります。

兵頭芳樹
  • 長坂知洋
  • 入社時期:2017年1月
  • 独立タイミング:2021年9月

楽天で独立する理由

もともと独立を目指して会社に入ったのもあり、ちょうど独立支援の仕組が出来たから、もういいチャンスかなと。
できた野菜をほぼ全量買い取ってもらえるのが一番大きいですね。ダメなものは出荷しないけど、大きさや見た目などの規格で普通は弾かれるいわゆる“規格外野菜”でも、楽天農業はサラダと冷凍食品の加工に使うから買い取ってもらえているから、すごく恵まれてるんだなと思います。
栽培の部分でも、今は畑の土質によって違う作物を植えているけど、それは社員時代からずっとこのエリアでやっていたから、土の状態も虫の出方も、野菜の状態もずっと見てきたからこそできたと思っています。

独立後の変化

家族との時間が減りましたね。野菜に合わせてのスケジュールを組まないといけないから、作業が遅れてしまったら朝早く畑に行かないといけないし、夜遅くまでやらないといけないです。決まった時間に畑に行くというのはなくなりました。でも楽天農業で独立して最初から割と順調に行けている人は、毎日野菜の面倒を細かく見ています。自分のしていることは、そのまま収入に直結しちゃいますから。
もっとも大変なのは、最初はどう頑張っても成果に繋がらず、メンタルがやられそうな時でした。野菜できない、収入全然ない、でも家族がいる…。そこのプレッシャーというか申し訳なさで、何度も諦めたくなりましたね。

独立希望者への一言

本当に甘くないんですね、独立は。
自分は「農業やりたい」、「独立でやりたい」という思いがあったから、「すぐすぐ投げ出すわけにもいかないな」っていう考え方をしています。ここで諦めたら初めからやらないほうがいいと思います。こういう精神力がないと上手く行かない気がしますね。自分がどれくらいの面積の農地やりたくて、どれくらいの収入を得たいか、っていうのをちゃんと考えたほうがいいですね。そこを目指すために、どれくらいの作業が必要なのかっていうところまで考えないといけません。野菜はそんなに簡単にできるものではないから。

詳しいインタビューは下記記事にもあります。