楽天農業株式会社

品質管理課

お客様に安心安全なサラダと冷凍野菜をお届けするために、「最後の砦」として各工場の製造工程から製品の品質を、日々厳格に管理しています。

社員インタビュー

プロフィール

2016年入社 祖母井美香
テレファーム時代に独立農家に目指して入社。2018年にサラダ工場竣工後、品質管理課に配属。サラダと冷凍食品の高品質を維持するために日々動いています。

品質管理課

現在の仕事内容

お客様に安全なサラダと冷凍野菜をお届けするために、まず日々製造される製品の官能検査と微生物検査をしっかり行います。そしてお客様が見えないところで、サラダ工場と冷凍工場の衛生管理や工程管理も行います。製造工程の確立、日々設備の掃除整理、従業員の衛生意識……細かいところでも全部製品のクォリティーに直結しますので、妥協せずに維持して行きます。

やりがいを感じた瞬間

すべてがやりがいですけどね!(笑)
最近だと、異物混入のクレームが少ないところでしょうか。毎年梅雨時期になると、「ナメクジやカメムシが入ってる!」というクレームが多くなってくるんですけど、2023年は一回もなかったので、本当にうれしいです。
やはり品管が管理すべき内容が明確にする上に、教育訓練という勉強会を毎月開くようにしたのが大きいと思います。ルールや菌数や微生物など、細かいことばかりだけど工場スタッフたちにしっかり理解してもらえ、高品質に繋がったところから、すごくやりがいを感じます。

チャレンジしていきたいこと

一番カットサラダの消費期限を一日でも長く伸ばせたいですね。定期便や楽天市場で、何袋かのセットをメインに販売しているので、お客様の手元に届いた時すでに一日は経ってしまいます。「美味しいのに消費しきれない」というお声が多いので、なんとかならないかなって常に考えています。
消費期限を規定する微生物の基準があり、その基準値を超えないところまで設定できるんですね。野菜をしっかり洗わないと、土が付いたら菌数が多い。でもしっかり洗いすぎても野菜が逆に痛めてしまうことも多いので、未だに最善なバランスを探している日々です。

仕事中、心がけていること

信頼関係を結ぶことです。
品質管理は、全生産工程の管理を行っており、「ダメなとこはダメ」とはっきり言えないと成り立てません。守られていないことについて「なんで守られていないの?なんでこうなったの?」と、ズバッと言えて改善してもらえているのは、信頼関係結ばないと無理と思っています。
昔、本当の意味の連携はまだ取れてない時期はとても大変でした。
農場メンバーが翌日の加工用に収穫した野菜、品質的に完全にダメな野菜と分かっていても共有せずにドンと持ってくる時期があったんです。一番困るのはサラダ工場側ですよね。そこから農場と工場と少しずつ信頼関係を築いていき、収穫基準や品質レベルなどを前もっての共有できる体制を作りました。

未来の仲間へのメッセージ

楽天農業は「世界レベルに通用するような日本野菜」を率先して作っているのですごく面白いし、社長もどんどん上を目指しているのを分かっているから、すごい会社になっていくと信じています。
新しい取り組みばかりなので安定を求める人には向いてないかもしれませんが、変化を好んで常に新しいことをやってみたい、どんどん改善していきたい人にはきっと楽しい環境です。

ある一日のスケジュール
[品質管理課]

7:30

水質検査、はかりの校正

水質検査:工場が稼働する前に工場内使用水の濁り、色、臭い、水温、pH、残留塩素に異常がない確認
はかりの校正:サラダの計量の際にで使用するはかりも校正ができているか分銅を使って確認
8:00

朝礼、作業者の検温、マスク配布

作業者の健康チェックも同時に行う
8:30

一括表示シールの確認

サラダに貼り付ける表示シールに誤字脱字や間違いがないか確認
9:00

野菜の受入検査

サラダに使う原料野菜の受け入れを行う
(虫食い、変色、虫の付着はないかなど野菜の状態チェック)
10:00

微生物検査の準備

翌日、微生物検査で使用する培地の準備
10:30

製品検査

徐々に出来上がってくる製品の中身、ラベルのチェックを行う
13:00

水質検査(午後)

朝と同じ内容で水質検査の2回目を行う
13:30

微生物検査の結果確認

前日の微生物検査の結果を測定する
14:30

微生物検査

当日製造分のサラダを種類ごとに検査する(検査結果は翌日確認)
15:30

消費期限時の製品検査

製造日から消費期限時までは製品を保管してします
形状、色彩、食味、香味、包装の5つの項目で検査する
16:00

すべての検査結果のデータ入力、書類記入

検査したもののすべての結果を間違いなく入力、記入し保管